3度目の大手術は保険証無しで行いました①

実は2018年に受けた3度目の子宮、両卵巣、卵管、と大網を取るという大掛かりな手術になった原因の境界性悪性腫瘍摘出手術の際私は手元に健康保険証がありませんでした。

ちょうど9月の頭に会社を退職するも、子供が入院したり色々なことが重なり結局最後の挨拶に行き書類一式を入手したのが9月末。

そこから主人の会社に手続きを依頼するも、あとから後から追加書類を求められ一向に保険証が手元に届きませんでした。

そんな事もあり9月の後半には下腹部の異常には気づいていながらも受診できていなかったのです。

しかし、もう痛みが出てしまったので仕方なく保険証のないまま入院、手術ということになってしまいました。

退院日も決まり、支払額がどのくらいなのか一度確認に行きました。そして保険証がない事などを伝えるとなんと驚きの100万円をゆうに超える支払額を提示する事になりますと言われてしまいました。

本当に常日頃当たり前と思ってしまっている日本の保険料3割負担の有り難みを再確認しました。

そして窓口の方から1つの提案として、今からでも会社に言うか、管轄の年金事務所に行って「※健康保険被保険者資格証明書」をもらってきてくれないかと言うことでした。それがあれば3割負担の支払いで当日済みますと。

※資格証明書についての詳しい説明はこちらのサイトがわかりやすいです。
https://tetuduki-b.com/hokensho-sikakushoumei

主人に確認してもらうも今日すぐに手に入る可能性は薄そうとの残念なお知らせが。。。
おちびちゃんも風邪ッぴきでいろんなとこ連れ回せなさそうな雰囲気のようです。
これからの季節それがほぼ当たり前だよ!って心の中では思いつつよくやってくれている主人の采配に口を出すことはやめゴクリと飲み込みました。

そしていざ退院当日。

お会計の際に保険証も資格証明書もないことを伝えると、小部屋に案内されました。

そして、合計金額の書いてある紙を出され何が始まるのかドキドキしていると下記のような提案がありました。

とりあえずは※高額療養費制度のエに該当する5万円+食事代を払ってください。その後保険証が出来てからもう一度帰ってきてもらって差額分を払ってください。

本当に日本の病院は神ですね。
お金払えないなら、退院させないとかそんなことも一切ありません。信頼の上に成り立っているんでしょうか。ちゃんと最低限のお金の支払いで許してくれました。
ちゃんと誓約書も書きました。
感謝です。保険証と※限度額認定証を手に入れたらすぐに来て手続きをしたいと思います。

簡単に説明すると高額療養費制度は医療費がひっ迫して生活が成り立たなくならないよう、国が定めた支払額の上限金額みたいなものです。
そして、限度額認定証というのは上記の高額療養費制度を補完するようなもので、以前は請求金額を私なら3割負担内で払い高額療養費制度に示された金額以上に払ったものは後々手続きをして返してもらうというものだったのだけれど、限度額認定証を出せば高額療養費以上のものは窓口で支払う必要がなくまとまったお金を用意する必要もないし、後の手続きにかかる時間も必要なくなるという素晴らしい証明書なのです。

今回の私の場合だとざっくりだけど100万ちょっとの三割負担で33万円くらい。
いくら三割でも結構な金額です。しかし高額療養費制度が示している1ヶ月の上限金額は平均的年収額もらってる人なら大体8万円ちょっと。私は今回それより下の5万円ちょっとと言うことになりました。
そこに差額ベッド代や食費を足した金額の8万円弱を支払う事になりました。

ぜひ入院なんかが決まったら一番にやることはこの限度額認定証を自分の持っている保険証に書いてある保険組合に電話して書類のやり取りをして手に入れる事です。本人が辛くて動けない場合会社の総務や、ご主人といった人でも手続きできると思うので確認してみてください。

※高額療養費制度と限度額認定証についての詳細は下記サイトがわかりやすいです。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html

ちなみに私の場合、入院期間中に国民健康保険と主人の会社の社会保険が切り替わることがわかりまた少しややこしい事態になったのでそれはまた別にして書こうと思います。

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