卵巣がん:ゆる2トレで得た友達と元気
体を動かすって、こんなに気持ちいいんだ!〜 ゆる2トレで得た友達と元気
治療後の生活って、不安や疲労と隣り合わせですよね。特に、抗がん剤を終えた後の体の重さや、「もう前みたいに動けないかも」という焦りを感じる方も多いのではないでしょうか。
私も例外ではありませんでしたが、主治医に相談しながら運動を再開したことで、心も体も本当に楽になりました。今日は、治療後の運動がいかに大切かということと、私が参加したプログラムでの素敵な出会いについてお話しします。
🏃♀️ 運動がくれる、サバイバーの心と体へのご褒美
「疲れているのに運動なんて無理!」と思われるかもしれません。でも、研究でわかっているのは、運動こそが私たちを助けてくれるということなんです。
- ひどい疲労感(がん関連疲労)が減る!: 横になって休むより、体を動かしたほうが不思議と体が軽くなります。 
- 筋力と体力が戻る: 治療で落ちた筋力を回復させ、毎日の生活に必要な元気を取り戻せます。 
- 不安やモヤモヤ解消: 汗を流すと気分がすっきりして、ストレスや不安な気持ちが和らぎます。 
- 体重や骨密度の管理: 治療後の体重増加や骨の弱まりを防ぐ手助けになります。 
👭 私の体験:がんと働く応援団「ゆる2トレ」との出会い
運動が必要だとは分かっていても、一人で始めるのは不安ですよね。そんな時、私は「がんと働く応援団」が主催している「ゆる2トレプログラム」に参加してみました。
プログラムの名前の通り、「ゆるく、楽しく」がモットーで、私たちのがん経験者の体の状態を理解してくれる専門家が指導してくれます。
🌸 友達が増えたことが何よりの収穫
このプログラムで得た一番の財産は、運動そのものよりも「仲間」でした。
みんな同じ病気や治療の経験を持っているから、お互いの体調を心から理解し合えるんです。「今日はちょっとしんどいね」「リンパ浮腫の調子はどう?」なんて、気兼ねなく話せる友達ができたことで、私は本当に救われました。運動の時間が、不安を共有し、笑い合う大切な交流の場に変わったんです。
😊 体を動かす心地よさ
ゆる2トレは、無理のない範囲で、筋トレやストレッチ、有酸素運動を組み合わせたものでした。少しずつ体を動かしていくうちに、「体が硬い」「疲れた」という感覚から、「あ、今、血が巡ってる!」「体が伸びて気持ちいい!」という心地よさに変わっていきました。
私たちが求めているのは、アスリートのような激しいトレーニングではなく、「日常生活を軽やかに過ごせるための力」です。その力を、楽しく仲間と一緒につけられたことは、最高の経験でした。
⚠️ 安全に始めるための大切なこと(主治医に相談!)
運動は素晴らしい効果がありますが、必ず守ってほしいことがあります。
- 必ず医師の許可を得る: 運動を始める前に、必ず主治医に相談し、自分に合った運動の種類や強度のアドバイスを受けてください。 
- 「少しずつ、ゆっくり」が原則: 体力が低下しています。無理せず、ウォーキングや軽いストレッチなど、10分程度から始めて休憩を挟みましょう。 
- 体のサインを最優先: 痛みやめまい、異常な疲労を感じたら、すぐに運動を中断することが大切です。 
リンパ浮腫がある、骨転移があるなど、治療内容によっては避けるべき運動もあります。専門家の指導を受けて安全に進めましょう。
私たちの体は、病気と懸命に闘ってくれました。これからは、運動を通じて、その体に感謝と労いを送る時間を作ってみませんか。ぜひおすすめします。
【重要なお知らせ】
この記事は個人の体験と一般的な医学情報に基づいて作成されています。運動プログラムの開始や継続については、必ず主治医にご相談ください。