2018.10.26 術中迅速診断の結果は境界性悪性腫瘍
手術の立会をしてくれた
家族の話によると、
良性なら大体2時間から3時間
境界性悪性腫瘍や癌なら
それ以上で大体5時間位。
内部の状況によって変わります。
と伝えられたそうで時間を
気にしながら待っていたそう。
そして10時30分から1回目の目安の13時。
音沙汰なし。。。
しょんぼりして待っていたら
なんと14時に先生登場。
それからテキパキと
説明してくれたそうです。
前置きとして、
まだ術中迅速診断の結果しか
出ていなくて最終診断が出ないと
科学的視点からは何も言えません。
そして
摘出した臓器をきれいに並べた
トレーを指差しながら
大きく肥大しているのが
右側の卵巣と腫瘍。
腫瘍は多房性の類皮のう腫、
奇形腫とも言われます。
中には歯や目のような物、
油が入っていました。
血液は入っていませんでした。
しかし一部が未熟奇形腫と言って
細胞分裂が活発な部分があり
悪性の疑いがあるので
境界性悪性腫瘍じゃないかと
疑っています。
この右側の卵巣が腫瘍と共に
ねじれていたので
お腹の痛みは茎捻転から来ていた
ものと考えられます。
境界性悪性腫瘍の可能性もありました
ので両方の卵巣、卵管、子宮、
そして大網を取りました。
しかしお腹の中はきれいで癒着もなく、
腫瘍が破裂した跡もありませんでした。
癌と断定できるものはありませんでした
のでリンパ節はそのままにしてあります。
左側の卵巣は右に比べても小さくて
バランスが悪いですね。
もしかしたら排卵していなかった
かもしれませんね。
今後は生検の結果を元に、
境界性悪性腫瘍だった場合は
化学療法を行います。
そうでなかった場合にも、
両方の卵巣をとっているので
ホルモン治療を行います。
このような説明を
先生から受けたそうです。
とりあえず最悪の自体は避けられたと
の思いでホッとしたそうです。
2018.10.26 手術当日。卵巣がんか境界性悪性腫瘍か
2018.10.27 術後1日目 恐るべし硬膜外麻酔エピの威力